小さく見えて大きな事
今日の午前中、お茶屋さん周りをしてきました。今の茶況や摘採日の事を聞いてきましたが、当然、震災の事、それに伴う需要や、風評の事が一番の話題でした。その中でこんな話がありました。
「何か被災地に送ってやりたいのだが、何がいいか迷い、結局お茶を送ることにした。」という方がいました。今お茶が欲しいと思っている被災者の方は、ほんの一握りの方かもしれません。が、被災し、一月も経つと冷たいペットボトルの水やジュースではなく、
温かなお茶が飲みたくなってくる方もいらっしゃるのだという事を聞きました。時間と共に、
『生き抜くためのペットボトルから、傷ついた心に浸み入る温かな緑茶』を求める方もいるのだという事を知りました。
隣市掛川の茶業青年団が岩手へボランティアに行くと聞きました。活動の一環で温かなお茶を振舞って来てほしいなぁ、と思いました。
一杯のお茶を淹れる…きっと茶業者の私たちができる事は、
小さく見えて大きな事なんだろうと思います。
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