与えもすれば奪いもする

おちゃや(堀川佳通)

2011年09月01日 08:02



茶畑の隅にイガ栗発見!



上を見上げるとまだ緑のイガ栗が木にたわわに実っている。

短髪の僕、草刈り中に頭に落ちてくるととても痛い。

ともあれ、まだまだ残暑は厳しいが、大地は秋の気配を感じ取っているようだ。

【自然は与えもすれば奪いもする】

なるほどだと実感させられた言葉である。

最近、朝起きるのが辛い。昼も猛烈に眠い。ここ数日極端に夏の疲れが出てきている。

茶畑作業の能率もわるい。

確実に体力を奪われている。

遠州弁で「はぁ、えらい」口癖になりつつある。

水、風、太陽…自然は大きな恵みをもたらすが、かわりに無秩序に奪いもする。

善人悪人、動物植物問わずに奪ってくる。

昔の人達は、自然の脅威を妖怪や祟りになぞらえ、その怒りを収めるためにお供えや、生贄(人ではないがろうが)を捧げたのだろう。

この夏、家族で行った旅行先のビーチで、河童に海へ引きずり込まれそうになった。高校時代、水泳が好きだった僕が10年以上ぶりに海で泳ぎ、自然を甘く見たせいだ。


自然相手の農業に携わる事となった僕。自然の優しさと怖さをしっかりと心に留め、眈々と茶作りに励んで行きたい。




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