2012年12月02日

私たちの住む『内田』の郷土史

私の住む菊川市、内田地区には「高田」という地域がある。
内田地域の南部に位置し、地域の米どころ、「稲ヶ部」の北東、旧小笠町との町境である。

この「高田」には、西暦1000年より以前にあったと思われる「内田氏」の城跡があり、この「内田氏」が当地域「内田」の由来だと思われる。

話は飛躍するが、それほど昔に「氏」を名乗り、城を構えていた事から、8世紀から9世紀に征夷大将軍として活躍した、坂上田村麻呂の蝦夷征討の拠点のひとつ、と考える方もいる。
私も34年この郷土に生きてきて、それほどの歴史を遡る事がなかったため、驚いているのが正直な気持ち。

内田地区の北部にある私の住む「森」地域は「守」の字が、中心の「段平尾」の「段」は「団」(軍団)の字が変化したものと考えられる。また、段平尾の隣には「政所」がある。あくまで想像の域であるが、戦を前提とした集落があったと考えられなくもない。

*ちなみに、先日のブログで紹介した銀杏並木のある「平尾」。また、内田小学校の子供達の人数支えてくれている平尾団地のある「平尾」。
遠州の熊野三山と呼ばれる小笠山の尾根づたい、その尾根づたいが平らになるところ・・・つまり尾根の終わり、という意味らしい。

この地域に根を下ろし、風土ともに茶農業を営む私たち。30才台半ばにして、店長の私も地域について何となく愛着を感じ、「誇り」というのも大げさだが・・・を持ちつつある。

「へぇー」という程度で充分。今、内田に住んでいる方や、生まれ育った方、縁のある方々に、少しでも地域への関心、魅力を持っていただきたいと思うのである。






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Posted by おちゃや(堀川佳通) at 07:04│Comments(0)店長のプチコラム
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